ダウンの特性

フィリングパワー(かさ高性)

フィリングパワー(FP)は規定の条件下で、1オンス(約28.4g)のダウンが占める体積を立方インチで表した数値です。鳥が大きく、成熟しているほど、ダウンのFPは大きくなります。

フィリングパワー測定試験は、規格サイズのプレキシガラスの円筒容器を使用。厳密な温湿度条件下で、精確に測定したダウン試料1オンスを用いて行います。規定の重量の円盤をダウンにのせ、羽毛布団にしたときにかかる側生地の荷重をシミュレートします。一般的に測定される最高フィリングパワーは800です。

グレードの異なるダウンのフィリングパワーを下でご覧ください。同じ寸法の円筒にダウンが1オンスずつ入っています。同じ重量でも、良質で成熟したダウンの方がかさのあることが一目瞭然です。高級なダウン製品が、質の劣る製品に比べて、はるかに軽くふんわりとしているのはこのためです。寝袋であれ、枕であれ、FPの大きいダウンであれば少量でふっくらとするのです。

  1 オンス
300 FP
1 オンス
400 FP
1 オンス
600 FP
1 オンス
700 FP
1 オンス
800 FP
 

密度

ダウン核心部の羽枝の密生度を示します。密度が高ければ高いほど空気を含むことができ、高い保温力を生み出します。十分に成長したダウンであってはじめて、高い密度が得られます。

下の写真は、密度の高いダウン (右)と低いダウン(左)の差を示したものです。


密度の低いダウン

密度の低いダウン

絡み性

ダウンが絡み合う特性が生来備わっているのは唯一、アイダーダウンです。他の種は、十分成熟してからでなければこの特性を得ることはできません。成熟するにつれ、ダウンに小さなカギ状のフックが生じ、これによりダウンボール同士が絡み合い、むらのない保温層が形成されます。この成熟度に達するまで飼育するにはコストがかかるため、ダウンも高価ですが、品質は最高級です。


十分に成熟したホワイトグースダウン

アイダーダウン。生来の絡み性を備えている唯一の種

通気性

ダウンには優れた吸湿発散性があります。湿気をすばやく逃し、合成繊維にありがちな蒸れがなく快い寝心地です。

清浄度

上質のダウンは、専用に開発された機械により丹念に洗浄・乾燥されています。特殊な精製処理を施し、アレルギーを防止します。精製工程を経たダウンは非常に高い清浄度が得られます。